歌:川中美幸
作詞:阿久悠
作曲:三木たかし
昔なら 船が出て
見送る人もいた
別れは悲しいものだった
待つと云うのも生命がけ
さだめまでもを敵にして
唇を噛みしめた
女が生きていた
あゝ 昔のように 港町
行く人も 来る人も
何かを背負ってた
身軽な人などいなかった
せまいながらも海峡は
心ひき裂く壁になり
ときおりの噂だけ
信じて待つばかり
あゝ 昔のように 港町
桟橋は 水びたし
涙も混らせて
はぐれた鴎も泣いていた
心変りを責めるのも
逢えて全てを許すのも
それぞれに人生と
思えるものばかり
あゝ 昔のように 港町
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