歌：北島三郎
作詞：久仁京介
作曲：原譲二
抱いた横顔 ほつれ髪
涙のしずくが 濡らす頬
訳も言わずに 黙って
わかっているのか
男が死に花 咲かすとき
やせてやつれた 月の影
許せ女房と 胸で泣く
捨てたはずでも さむらいの
血を引くこの身の 哀しさよ
立つ瀬浮く瀬に ゆられて
流され押され
下町人情 花川戸
女ごころに ほだされた
三社祭の 夏の宵
逢うたさだめが 嬉しいと
鏡に微笑む 夢見顔
ほんの束の間 重ねた
はかない縁(えにし)
尽きせぬ思いを 呑み込んで
片手拝みで 向ける背中(せな)
散って咲かせる 花もある
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