歌:平原綾香
作詞:倉本聰
作曲:平原綾香
バスはもう去り 私はひとり
でも土の匂いが私を包む
それは なつかしい
あの人の匂い
あの夏の彼の首筋の汗
暑かった真夏のあの日
蝉しぐれの中で
私の横にいた
バスはもう去り 私はひとり
でも町の風がそっとふれてくる
それは なつかしい
あの人の掌
あの秋の彼の臆病な掌
透き通った紅葉のあの日
雪虫の中で
私の横にいた
バスはもう去り 私はひとり
でも記憶のぬくもりが私を包む
それは なつかしい
戻らないぬくもり
あの冬 彼は逝ってしまった
凍てついた二月のあの日
吹雪の中で
くちづけを交わした
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