歌:坂本冬美
作詞:桑田佳祐
作曲:桑田佳祐
目を覚ませばそこは土の中
手を伸ばせば闇を這うだけ
虚しい唇に揺れる
愛の残り火よ
私をこんなにした人は誰?
悪い男だと知りながら
所帯持つことを夢見た
あんなに尽くした私が
邪魔になったのね
あれは魔が差したと言うのですか?
骨までしゃぶって私をイカせた
ねぇ、あなた
嘘だと気付いた時には
捨てられたのね
この世とはオサラバと
魂が叫ぶよ
「愛してる」って言うから
危ない橋も渡った
お釈迦様に代わって殴るよ
若い頃はそれなりにモテたわ
もう見た目を気にする歳じゃない
優しい口づけに溺れた
私、女だもん
だけど男は不意に手をかけた
何食わぬ顔でテレビに出ている
ねぇ、あなた
世間は本当の事など
なんにも知りゃあしない
ゲリラ豪雨(あめ) 落雷(いなびかり)
故郷(ふるさと)へ帰してくれ
他人を見下した目や
身なりの悪さは赦(ゆる)す
ただ箸の持ち方だけは
無理でした
この世から出て行くわ
魂が悟ったよ
ごめんね お母さん
みたらし団子が食べたい
太陽が西から出て
月がそっぽを向いても
お釈迦様みたいにはなれない
やっぱり私は男を抱くわ
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