歌:小椋佳
作詞:藤村渉
作曲:小椋佳
悲しみの終わりに首をかしげて咲く花は
切り通しの下の ひとりぼっちの 白いすみれか
それとも花びらが重い椿ですか
花の名前を探しあぐねて
一日を部屋で過ごしました
悲しみの終わりに一人淋しく立つものは
風に添って夕日にむきを変える風見のとりか
それとも刈り入れのあとの案山子ですか
心を寄せる村を探して
誰にも言わず 出かけました
心の旅の行く先の
心もとない淋しさは
言いあてる言葉何処に
悲しみの終わりの遠い林に舞い落ちる
銀杏の葉は何故か拒む身振りを見せて散ります
あるいはそれはなげいている仕草ですか
自分の歌を思い出そうと
暮れるまで空を眺めました
心の旅の行く先の
心もとない淋しさは
言いあてる言葉何処に
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