歌:小林幸子
作詞:荒木 とよひさ
作曲:杉本 眞人
ひとりぼっちで歌ってた
郷里を離れた 小さなアパートで
夕やけ空の窓の向こうに
涙でちぎれた母の顔
あれは桜が咲いていた
アメリカ村の芝生の庭にも
兵隊さんの陽気な JAZZ が
幼なごころに哀しかった
歌うことは泣くことよりも
哀しいことだと知ったけど
みんな昔 昔のはなし
抱きしめたいほど 懐かしい
舞台はわたしの人生だけど
籠でさえずる鶯じゃない
舞台はわたしの生き方だけど
ラララ…ラララ…倖せは…どこ?
ひとりぼっちで泣いていた
母の手紙を何度も読み返し
明日は帰ろう歌などやめて
カバンにつめこむ赤い靴
あれは小雪が降っていた
見知らぬ町のさびれた小劇場で
だるまストーブ抱えた指が
哀れなほどに真っ白だった
生きることは死ぬことよりも
切ないことだと知ったけど
それも昔 昔のはなし
抱きしめたいほど懐かしい
舞台はわたしの人生だけど
空を飛べない孔雀じゃない
舞台はわたしの生き方だけど
ラララ…ラララ…青空は…どこ?
舞台はわたしの人生だけど
籠でさえずる鶯じゃない
舞台はわたしの生き方だけど
ラララ…ラララ…生き方だけど…
ラララ…ラララ…
ラララ…ラララ…
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