歌:鈴木雅之
作詞:松井 五郎
作曲:竹本 健一
黄昏の向こうに
灯る灯をたどれば
握った手のぬくもり
いまでも 残るあの町の匂い
鉄を叩く 工場の音
まるで子守歌のように
いつもそこで見てた背中
どんなときも 守られてた
ふりむけば遠くて
目を伏せれば近くて
見上げた空 涙は
心を抱きしめているのだろう
駄菓子屋を 駈けだす
子供の声 追いかけ
泥だらけのシャツには
消えない 風の勲章がある
宝物を埋めた場所は
雲の地図に標してた
次の道を 迷うたびに
導かれる 夏の光
ふりかえる昨日も
続いてゆく明日も
いまを生きる強さを
心に教えてくれるのだろう
時が変えてしまうものを
知り過ぎてゆくとしても
前を向いて 歩くために
思いだせる自分がある
黄昏の向こうに
灯る灯をたどれば
握った手のぬくもり
誰にも 残るあの町の匂い
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