歌：加藤登紀子
作詞：加藤 登紀子
作曲：加藤 登紀子
いつの間にか夜が明ける
遠くの空に
窓をあけて朝の息吹きを
この胸に抱きしめる
あなたの行く朝の
この風の冷たさ
私は忘れない いつまでも
もしもあなたが
見知らぬ国で
生きていくなら
その街の風のにおいを
私に伝えておくれ
あなたのまなざしの
はりつめた想いを
私は忘れない いつまでも
(セリフ)
海の色がかわり
肌の色がかわっても
(セリフ)
生きていく人の姿に
かわりはないと
あなたはいったけれど
(セリフ)
あの晩好きなうたを
次から次へとうたいながら
(セリフ)
あなたが泣いていたのを
私は知っている
(セリフ)
生まれた街を愛し
育った家を愛し
(セリフ)
ちっぽけな酒場や
ほこりにまみれた
部屋を愛し
(セリフ)
兄弟たちを愛した
あなたを
私は知っている
いつかあなたが
見知らぬ国を
愛しはじめて
この街の風のにおいを
忘れていく日が来ても
あなたのゆく朝の
別れのあたたかさ
私は忘れない いつまでも
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