歌:山本譲二
作詞:石原信一
作曲:三島大輔
降りだした にわか雨
急におまえが 泣き出したよで
峠の茶屋の ノレンを くぐり
喉に冷や酒 流し込む
死ぬなんて 死ぬなんて 馬鹿を言うから
おもわずこの手が 叩いてた
頬の痛みを 覚えているか
生きる望みを 捨てちゃいないか
旅の衣に おもかげ抱けば
きらり遥かに 最上川
石楠花[しゃくなげの] 紅色は
契り交した あの日のおまえ
白いこよりで 指輪をこさえ
子供みたいに 分けあった
逢えなくて 逢えなくて 逢わずにいても
惚れた心は 離さない
世間の噂に 痩せていないか
めぐる季節を 信じているか
旅の荷物は この恋ひとつ
俺を慰め 蝉しぐれ
旅の衣に おもかげ抱けば
ふいに木漏れ陽 奥州路
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