歌:大月みやこ
作詞:杉紀彦
作曲:徳久広司
昔から ずっと昔から
この町の橋にまつわる話を聞かされて大きゅうなりましてん
あの橋 この橋
大阪は水の都言われてますねんけど
あてのような女の人生も 流されて流されて
いつか消えていってしまうんでっしゃろなぁ
いいえぇ 私ばっかりやあらしません
この町の橋の一つ一つに
哀しい女達の人生がひっかかって…
泣いてる様な気がしますねん
そんな女達の「橋ものがたり」
よかったら きいてやってくりゃはりますやろか
春は桜を 蝶にする
水を埋(う)ずめて 舞いしきる
橋を渡って行く人も
橋を渡って来る人も
どうして肩をふるわせる
あああ……春なのに
冬は涙も 凍りつく
水に映って 月が哭(な)く
橋のあかりは灯(とも)るけど
人の胸には灯らない
木枯らしやがて 雪になる
あああ……冬だもの
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