歌:槇原敬之
作詞:槇原敬之
作曲:槇原敬之
この屋根に登ればいっぺんに見渡せる
明け方まもない僕らの暮らしている街
照れてずっとなんにもできずにいた僕の
手をとってぎゅっと握ってくれた君
少しずつ明るくなっていく空
こうして居られるのは星が瞬く間だけ
まだ起きてる誰かが
この屋根を見た時
二羽のカラスが羽根を休め
止まってると思うんだろう
もうじき冬が終われば僕らを隠す
長い長い夜は終わってしまう
カラスが太陽をこの街に連れてきて
夜尚明るい白夜の日々が始まる
向こうの大きな凍った湖に
突然音もなくオーロラが揺らめく頃
まだ起きてる誰かが
この屋根を見た時
二羽のカラスが羽根を休め
止まってると思うんだろう
こんな自分で生まれてくると
自分で決めたと思いたい
何か訳があると
まだ起きてる誰かが
この屋根を見た時
二羽のカラスが羽根を休め
止まってると思うんだろう
長い冬が明けるのを
望まない変わり者の
二羽のカラスが身を寄せて
止まってると思うんだろう
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