所ジョージ 夕陽をとめて 歌詞

歌：所ジョージ

作詞：所ジョージ

作曲：所ジョージ

赤とんぼ どこかに消えて さっきまであんなに飛んでたのに
汗ふいたタオルを首に 働き者のため息に 身をかくす
心なしか 手ごたえのない一日が過ぎようと せめてくる
みのがせる よゆうもなくて だからと何かできる人でもないのに

忘れものは ほとんど特別にないはずなのに
さがしものは もともと 何だったかな
とまりそうな時間をもどり 長く伸びた夕陽にたそがれる

夕焼けが 今 消えかけて ここまでと一日をしめくくる
はき出した最後の息が それぞれの家の明りをポツリとつける
涙なんて 見せずに暮らす たいした仕事なんて してないんだから
ひとつひとつひろいあげたら すべて誰かのおかげと はずかしいネ

もがいていよう ふざけていよう 誰も見てはいないのに
自分だけは 違うんだと 思ってたかな
とまりそうな時間をもどり 今消えてしまった夕陽を追いかける

はじめからそばにおちてた それぞれの型の違う幸せを
並べては とりかえようと 満足とはいったいどの辺のものなんだろう
あべこべになってしまった 汗をかかないようにあこがれた
いいわけを先につくった 涼しい顔の人達の後につく

赤とんぼが一匹 夕陽にうつる
他の者は ただ静かに しているのだろう
とまりそうな時間をもどり 明日もこの夕焼けにつつまれる