歌:島津亜矢
作詞:志賀大介
作曲:村沢良介
明日の夜は 何国(いずこ)の誰か ながむらん なれし御城に 残す月かげ
ならぬことは ならぬもの
これがふるさと 会津の魂(こころ)
時は幕末 葵は枯れる
仰ぐなみだの 鶴ヶ城
八重は一生 女の 女の
女の誠を通します
「弟・三郎の形見の衣装を身にまとい 散るを覚悟で城に向かったあの日…
あれは まるで昨日の事の様です
城 明渡しの夜 無念のうちに見上げた夜空に 煌々と輝いていたあの月が
目を閉じれば今もそこにあります
あゝ 何故あれほど多くの命が失われなくてはならなかったのでしょう…
わたしたちは ただ国を ただ故郷を 守りたかっただけなのです」
胸に宿す こころざし
風が運んだ 日本の夜明け
青いガス燈 想いを照らす
馳せる希望の あかね雲
八重は一生 女の 女の
女の誠を通します
「散切り頭にちょんまげ頭 時代は『明治』に変わり 押し寄せる維新の波は
誰をも飲み込む潮流となって迫ってきました
ジョー、あなたと共に夢を馳せた世も 争いは絶えません
わかっています わかっているのです 誰も争いごとは望んでおりません
人はもともとやさしいもの… そのやさしさを求める人々に
私は手を差し伸べ続けます その先に… その先に…」
明日は明日の 陽が昇る
峰にかかれる むら雲晴れる
いのちひとすじ 慈愛の精神(こころ)
夢にこの身を 捧げたい
八重は一生 女の 女の
女の誠を通します
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