歌:杉良太郎
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
街角に佇めば それは 舞台の幕間
憩う煙草は 永遠ならず
急ぐ車と 足速やの人
立ち止まること 許されず
来た道の見返り足らず 往く道の覚悟も足らず
もう次の 幕が上がろうとする
心ならずも佇み終えて 再び向かう雑踏の中
握り拳を胸に密めて せめて命の唄を歌いに行こうか
街角に佇めば それは ひと時の恋
遊び心は 形と成れず
すまじきものと 知りつつの夢
けれど火照りの 捨て切れず
一人をも幸せにせず わが身さえ捉まえ切れず
思い出を 更にほろ苦くする
心ならずも佇み終えて 再び向かう雑踏の中
握り拳を胸に密めて せめて命の唄を歌いに行こうか
街角に佇めば それは 旅先の宿
安住の地の ぬくもりならず
まぶたを叩く 斜めに射す陽
しばしの孤独 楽しめず
来た道の見返り足らず 往く道の覚悟も足らず
風立ちて 背中小突こうとする
心ならずも佇み終えて 再び向かう雑踏の中
握り拳を胸に密めて せめて命の唄を歌いに行こうか
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