歌:吉田拓郎
作詞:安井かずみ 作曲:吉田拓郎
あの晩
君は裸足でやってきた
悲しそうな眼をして
わけも言わずに座りこんだまま
小花もようの長いスカート
僕は黙って熱いコーヒー作ってあげた
そのうち
君がポツポツ話し出すまで
あの晩
君は泊ってゆくつもり
昔よくしたように
勝手知ってる僕のアパートで
小指の指環いじりながら
僕は何だかそんな気がしていたけれど
やっぱり
君はあいつと別れてきたんだ
あの晩
君は裸足で飛び出した
とりつかれた眼をして
わけを聞きたい僕を残したまま
小雨もようの長い夜だった
僕は決して君を許さないと思ったけれど
いつかは
君がこうして戻ってくると
何となく
吉田拓郎はシンガーソングライター。1970年にシングル『イメージの詩/マークII』でデビュー。フォークを基盤にロックやポップスを横断する楽曲で支持を集め、代表曲に「結婚しようよ」「旅の宿」「落陽」があります。
歌詞検索J-Lyric.netでは、無料で歌詞の検索・閲覧サービスを提供しておりますが、著作権保護の為、歌詞の印刷、歌詞のコピー、歌詞の複写などを行うことはできません。
Copyright (c) 2006-2025 J-Lyric.net