歌:吉田拓郎
作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎
窓から見える景色はいつもと変りなく
行きかう人や車が 何故か急ぎ足に見える
人それぞれの肩には 人生の重みが
夢多き若者には 青春の痛みが
ゆるやかな坂を一人の働き者が行く
帰り道なのか それとも旅立ちなのか
影を踏みながら 彼は ふと立ち止まり
私の姿に気づいて 生きてるよと笑った
どこで自由を手にすればいい
何を求めて歩いて行けばいい
あなたの悲しみよ 雲をつらぬいて
銀河の彼方へ 突きさされ
そこに居るのは何故かと問う人あれば
たしかめるためなんですよと ほほえむだけさ
誰かを愛し傷ついて 我にかえった時
おまえもそれで人間さと 木の葉が語りかける
若いから何かが出来るものでもなく
見果てぬ夢を追うほど 自分を燃やすのさ
人の心はそれでも弱くてもろいものだ
だからこうして今日も あなたに話しかけている
生きてる証が見つかったかい
去り行く時が何かをくれたかい
やさしい人々よ 孤独から解き放たれ
この世の果てまでも かけめぐれ
まぶたをとじて 想いをこめて
自分の心に叫んでごらん
生命のあるかぎり 自分を捨てるな
正直者達よ 可愛いウソをつけ
心のあるままに 足の向くままに
疲れ果てても旅はまだ続く
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