歌：吉田拓郎
作詞：吉田拓郎
作曲：吉田拓郎
誰かの名前を 呼んでみたくなったよ
知らず知らずに 自分を忘れてしまいそう
振りかえる人は 誰一人居なかったけど
そうするうちに 何かが見えて来るだろう
たち切れた糸を もどかしくもたどってる
雲の切れ間に 灯りを捜すみたいだ
人がいいとか 話せる奴だとか
なぐさめられる 気分も悪くないものさ
僕はもともと 一人きりの筈じゃないか
風の中に 心をゆだねた筈じゃないか
海は不思議だ 大きな話し相手だ
海へ帰るよ 故郷へ帰る前に
海へ帰るよ 泳げないけど
君に逢えた事で それだけで満足だよ
愛がどうした それはもう他人話だ
素晴らしい夢に 酔えただけで満足だよ
愛がどうした それはもう他人話だ
素晴らしい夢に 酔えただけでいいんだ
追いかける程に 人は悲しくなるものさ
貧しい時も 心はより豊かに
富める時に 友はるかより来たる
自分の名前を たしかに覚えられるかい
他人に教えてもらうだけ 僕はバカだね
自然の中でこそ 生きる事に触れるよ
人の中で 助け舟呼んで笑われたさ
海は不思議だ 悲しくも楽しくも
海へ帰るよ いずれへ行くにしても
海へ帰るよ 泳げないけど
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