歌：犬神サーカス団
作詞：犬神明
作曲：犬神明
突如激しく痛む 額の吹き出物
膏薬塗って湿布して 腫れがひくのを待っている
三月過ぎても痛む 額の吹き出物
医者が診ても困り顔 腫れは日ごと酷くなる
ある日鏡をみると ふくれたデキモノに
目と鼻と口が浮き上がってる
醜い顔ゆがめる人面疔
膿を吐き散らしながら喋り出す
「いつも仲良くしてるけど 本当はオマエなんて
カラダだけが目当ての 最低の男だろ」
私の大事な恋人を 罵る人面疔
拳句の果てに恋人は部屋でひとり首をつる
呪われた日々が 果てしなく続く
友達にも家族にも見捨てられて
醜い顔ふるわす人面疔
膿を吐き散らしながら笑い出す
ちがう! ちがう! それは私の声じゃない!
うるさい! うるさい! おまえのせいで台無しだ!
ますます図に乗る人面疔 我慢が出来なくて
額の皮膚を思い切りカッターナイフで切り裂いた
とめどなく流れる額の血がささやく
「俺はお前の心の本性だ」と
醜い顔しぼんだ人面疔
私の命と共に息絶える
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