歌：陰陽座
作詞：瞬火
作曲：瞬火
奪わる 母(いろは)の 心(こり)
言祝(ことほ)ぎ 亡くした 愚蒙(ぐもう)に 黄泉(よみ)が来た
そそるは 荒(あばら)の 塔
煌めく 傲(おご)りに 有界(うかい)が 舞い降りた
早められた 廃滅(はいめつ)の 黒い 影を
糧に 加えて 穢土(えど)に 還す
蛮行の 徳 (五噫(ごい))
塹壕(ざんごう)の 労苦(ろうく) (五噫)
難航を 模す (五噫)
鈍根(どんこん)の 徒を (五噫) 遇(ぐう)す
誂(あつら)えたる 鬧熱(とうねつ)の 捏(こ)ねた 泥を
気吹(いぶき)と 吐(は)かば 汚穢(おわい)が 散る
問(とい) 解(かい) 冥(めい) 問 解 冥
故に 配流(はいる)は 自明の 事ぞ
上に 納めぬ 下策(げさく)を 取る 何(な)ど
遣り遂げたい 「なら 死ぬが良い」
下劣なる 声も 異界では 好(よ)き音(ね)と
嗚呼 愚かな 性 それでも
己が 宇気比(うけい)に 余儀は 無し
早められた 廃滅の 黒い 影を
糧に 加えて 穢土に 還す
捏造(つく)り上げられた 気道車(きどうしゃ)が 撥ねた 泥を
渾(すべ)て 被りて 三事(さんじ)を 成す
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