歌:金築卓也
作詞:としおちゃん
作曲:菊池一仁
僕は鳥になっていた
僕は翼を手に入れた
これで自由にどこへでも
それにしても
この凍(い)てつく寒さは何だろう
小鳥の僕は弱々しくて
僕の翼が凍(こお)ってゆくよ
こんなはずじゃなかったのに
もうじき春が来るだろうに
やがて僕は大地におちてゆく
あの木の下に戻りたい
僕は月夜に笛を吹く
約束の この木の下で
幸せ探して笛を吹く
幸せって何だろう
僕は王になっていた
次々 他国を滅ぼし
たくさんの富を手に入れた
それにしても
この虚しさは いったい何故だろ
僕は馬から転がり落ちる
いつか攻めた村で泣いていた
昔 僕が殺せなかった
あの子が射(い)た矢が刺さってる
あの時の少年が若者に
空が怨(うら)みの血で染まる
僕は月夜に笛を吹く
約束の この木の下で
幸せ願って笛を吹く
幸せって何だろう
僕は深い森の中
小さな祠(ほこら)あるばかり
落葉が僕を攻めてくる
それにしても
朝から晩まで一日掃除
なのに この安らぎは何故だろ
僕はやがて年老いてしまい
小さな祠(ほこら)に横たわる
けどちっとも悲しくないよ
僕は笑顔さえ浮かべてるんだ
あの木の下に戻れたら・・・
僕は月夜に笛を吹く
約束の この木の下で
幸せ探して笛を吹く
幸せって何だろう
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