歌:ほたる日和
作詞:早川厚史
作曲:早川厚史
古き良きもの 褪せてゆく定め
刷新されし 風はどこも似て
古き良きもの その趣きを忘れ
うつりにけりな 儚き世の肖像
忙しなく流れる人影は 澱みなく時代を作り出す
そんなにも急いでいずこへ 向かっているのでしょう
輝ける僕らの明日には
どんな風景が広がっているの
懐かしきあの場所たちや
古き良きものたちよ 消えないで
おぼろげな月 今宵も無常を詠う
花は散りぬる 春の風に朦朧
自分にとっての思い出の場所も
或る人が見たらただの古い場所
それぞれに持つ価値観の色 分かち合えぬ歯痒さよ
失われゆく大切なもの
それを哀しむ人々のこと
語り部はこの時代絵図を
どんな言葉で 継いでゆくのでしょう
所詮は僕ら小さきもの
大河に浮かぶ一艘の小舟
抗えぬ波の狭間で ひっそりと呼吸をしてる
それでも人は 守りたいものがある
心の果てで 叫びつづけるものがある
輝ける僕らの明日には
どんな風景が広がっているの
懐かしきあの場所たちや
古き良きものたちよ 消えないで
幼きころに手を引かれて
幾度も歩いた あの街並みも
胸の宿り木の様な
古き良きものたちよ
とこしえに消えないで
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