歌:黒崎真音
作詞:黒崎真音
作曲:板倉孝徳
言葉はふいに 狂気と化し
透明な血が また流れた
睡る事さえ許されぬ樹海
アナタは泳ぐ 彩なき空へ
自由を知った 白いイルカ
鎖だらけの私は暗闇
月と息絶える魚
アナタに出会うまで
この世界は啼いてた
太陽忘れた花
黒い粉雪
..「奇麗だ」と笑った
攫(さら)って 朽ちる錆びた鎖
アナタがくれた歌 名も無き恋歌(れんか)
滲む疵(きず)も
長い夜も
愛せる気がした
欲しかったのは 確かな鼓動
邪魔だったのは この心で
揺られて見えた 光と絶望
アナタは泳ぐ 彩なき夢を
それでも前に向かう強さ
腐海の底に落ちようとも
今日に明日はないと理解った
――行かなきゃ――
破り棄てた感情
拾い集めてくれた
眩しいその手に引かれ
この海 越えよう
風を知らぬ花になりたい
側にある かすみ草のような
涙 渇かす 陽だまりになりたい
攫(さら)って 千切る錆びた鎖
アナタと紡ぐ歌 名も無き恋歌(れんか)
瘡蓋(かさぶた)さえ
愛しかった
アナタがいる世界
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