歌:半崎美子
作詞:半崎美子
作曲:半崎美子
きみと出会った頃
ぼくはまだタオルと呼ばれていたね 懐かしいな
顔を洗ったあとや汗をふいたり
時には涙もぬぐったりして
夏には目隠しして スイカ割りもしたね
熱が出たら冷えた体で
おでこに乗ったりもした
あれからどれくらいたったんだろう
ぼくの体のイラストが消えかけた頃
ぼくはぞうきんと呼ばれるようになったんだ
机や床の上をお掃除してさ
もうきみが悲しんでいたって涙をふいてあげられない
それが少し寂しい
ぼくがタオルだった頃
体はいつもふかふかで
ぬれたきみを包むのにちょうどよかったよね
今となってはぼくの方がぬれていて
しぼられることにももう慣れたよ
きみのまわりをぴかぴかにする
それがぼくの楽しみになったんだ
どうかぼくが真っ黒になるまで使ってくれないか
それが一番嬉しい
いつかお別れがやってくるその日まで
教室の隅っこでいつも見守っているよ
教室の隅っこでずっと見守っているよ
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