作詞:秋元康
作曲:YUMA
あの空の真ん中辺り
爪の跡みたいな
三日月が取り残されて
白みながら夜が明けてく
いつか この場所から
動くべき時が来るよ
朝露と思い出は
永遠のものじゃなくて
過ぎてく季節の恵み
羊飼いは
旅を始める
誰にも告げぬまま
山から山へ
歩き始める
なだらかな斜面
静かに吹く
風と光
鈴を鳴らして…
どこにある?
明日は…
どこにある?
未来は…
雨の日も嵐の日にも
真っ直ぐに前を向き
まだ遠い山の嶺を
目指しながら
群れは進むよ
平坦な道など
どこにもないと知ってる
少量の岩塩と
家族への愛だけが
自分を奮い立たせる
羊飼いは
語りはしない
夢では食べられない
生きてくために
歩き続ける
先祖からの山
同じ土に
宿る想い
尊い命
届けたい
神へ
届けたい
祈り
風の中
口ずさむのは
遊牧の
愛の唄
山々に
木霊するのは
しあわせな
この旅の
ゆっくりした
時の流れ
羊飼いは
生まれた日から
心を歩き出す
羊飼いは
旅を始める
誰にも告げぬまま
山から山へ
歩き始める
なだらかな斜面
静かに吹く
風と光
鈴を鳴らして…
どこにある?
明日は…
どこにある?
未来は…
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