歌:乃木坂46
作詞:秋元康
作曲:山本加津彦
ツァツァツァラッツァ…
フーウー…
「ショパンの嘘つき」
自分の両手が届けば 何でも手に入れられると
いつしか信じ込んでいた
白と黒の鍵盤には世界の全てがあるって
ママからいつも聞かされた
外では遊ばなくたって 友達がいなくたって
寂しくなんかなかったし
ピアノを弾いてるだけで何をしている時より
私はしあわせだった
でも ある日 窓の外の彼に恋をした
話しかけようとしたけど 声にならなかった
どんなに どんなに どんなに どんなに 想っていても
言葉に 言葉に 言葉に 言葉に できなければ
私の方を振り向くことなんか絶対にないでしょう
指だけ 指だけ 指だけ 指だけ 動き回っても
奏でるメロディー 昂(たか)まる感情 伝わらない
それでも一人 弾き続ける
ふいに 瞳に溢(あふ)れるショパンの涙
ツァツァツァラッツァ…
フーウー…
「ショパンの意地悪」
想像することの方が現実に起きることより
素敵だって思ってたし
ピアノの蓋を閉めたらどこへ出かけてみたって
私はひとりぼっちだ
ただ 彼と 家の前の道を散歩して
私の知らない世界の話を聞きたかった
こんなに こんなに こんなに こんなに 想ってるのに
スコアに スコアに スコアに スコアに 書かれてない
心の中で叫んでいるだけじゃ聴こえはしないでしょう
レッスン レッスン レッスン レッスン 夢中でしたって
鍵盤から指 離れてみなけりゃわからないわ
灯りも点けず まだ弾いてる
だけど 後悔ないのはショパンの仕業
信じていた世界は狭かったし
今のリアルは 音もなく夢もない oh
ショパンが ショパンが ショパンが ショパンが 初恋だった
一生 一生 一生 一生 忘れられないわ
誰と出会っても 恋に落ちても ずっと 聴こえるメロディー
「ショパンのせいだわ」
どんなに どんなに どんなに どんなに 想っていても
言葉に 言葉に 言葉に 言葉に できなければ
私の方を振り向くことなんか絶対にないでしょう
指だけ 指だけ 指だけ 指だけ 動き回っても
奏でるメロディー 昂(たか)まる感情 伝わらない
それでも一人 弾き続ける
ふいに 瞳に溢(あふ)れるショパンの涙
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