作詞:渡井翔汰
作曲:渡井翔汰
退屈が支配するある国の王様は言いました
「憎たらしいあの国までミサイルを飛ばしてやろう」
数人の兵士達は王様に反対しました
「あの国で暮らすすべての人々が悪人とは思えないんです」
王様は逆らった兵士達を国から追い出した
「彼らは悪魔に身を売ったこの国を捨てたんだ」と
民衆は誰もが王様の言うことを信じた
いや 疑っていたとしても
信じるしかない
望み通り世界を回していた
王様だけが満足げに
戸惑う民衆は自らの
口を塞ぐよ 息もできないな
追放された兵士は怒りが冷めやらないままで
「王様とは名ばかりだったあの国はおしまいだ」と
民衆の誰もが 王様に辟易した挙句
一致団結して反乱を起こしました
可哀想に 誰も王様を
守る兵士はいなくなった
見えない その手を掴もうと
手を伸ばしても 空を隠すだけ
王様をもう誰も王様とは呼ばなくなった
折れてしまった冠を 寂しげに抱えたまま
「あの国が兵器を隠していたことを知ってた
この国が襲われるその前に救いたかった」と
望み通り世界を回していた
王様だけが ただひとりで
「災いを生む」と自らの
口を塞ぐよ 本当は
誰もが互いを思うのに
いがみ合うのは 誰のせいだろう
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