歌:三月のパンタシア
作詞:n-buna
作曲:n-buna
陽は暮れた 街灯が光っていた
君には言えない
ハイカラに伏した街を縫って
歩いた夕景に
逃げ出した 頭でわかっていた
心はいらない
朱に染まる終点のホームから
落ちた今日を見ている
夕焼けだった
それが何処かに刺さったようだった
開いてしまった心に浮かんでいた花も
いつか散り去っていくなら
傷口をただ舐め合ってた
今日も君以外何もないような僕だ
泣いていた心は重なっていく
それはもうためらうくらい
透明色に澄んだ愛を歌っている
水圧のような愛を歌っている
陽は暮れた 僕らは歩いていた
言葉もいらない
飛んでいる色彩のない花は
目蓋に焼きついた
想い出みたいだ
それは何処かへ仕舞ってたんだった
思い出したって今じゃもう見つからない
今もそこに嘘なんてないんだ
花が降るほど俯いていた
今日も僕以外泣いてないような夜だ
海底の夜空は星ばっかさ
それはもうためらうくらい
心情だけを吐いた世界を歌っている
有体に言えば愛を歌っている
消え去ってゆくなら
花の降る陽に重なってた今日も
僕らの穴の開いた心は
神様にしか見えないから
春がもうためらうくらい
透明な 夕景に
傷口をただ舐め合ってた
今日も君以外何もないような僕だ
泣いていた心は重なっていく
それはもうためらうくらい
透明色に澄んだ愛を歌っている
水圧のような愛を歌っている
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