歌:2
作詞:古舘佑太郎
作曲:加藤綾太
金木犀の匂いを嗅ぐと何故か、
君にまた会えるような気がして僕は、
咲いてる場所を探して歩き続け、
気づいたら心ごと迷子になってます。
遠くで君も見てるかもしれないほど、
今日の空は綺麗な真っ赤で見惚れました。
君の世界で僕は今も生きてますか?
僕の世界では一年に一回、秋に街中が
君の色になるんです。
少し肌寒い、ブタクサ運ぶ風に
くすぐられ、くしゃみして、鼻を擦っては、
遠くで僕の噂をしてるんだな、
なんて馬鹿な期待をしながら帰っています。
ああ、
君の世界で僕は今も生きてますか?
僕の世界では一年に一回、空が高くなり、
吐く息が少しずつ白くなって、
木々が枯れ始め、
僕がマフラーを引っ張り出した頃、
街はいつのまにか、君の色になるんです。
年々薄れてゆき、年々濃くなるんです。
僕の世界の話です。
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