歌:斉藤壮馬
作詞:斉藤壮馬
作曲:Saku
いつのまにかさすらい
よるべのない日々さ
流れに身を任せて
ふらふらり たゆたって
泥に抱かれ
どろり 眠るだけ
ここじゃなくてもいい、と
誰かに呟いた
終の棲家などない
根なし草 それでいいよ
どこへ逃げて
飾り立てても
誤魔化せないの
そんな資格ないから
剥がれ落ちて
暴かれていく
厳然たる事実だけが影
それでもまだ
ひとひらだけ
奪われたくはないから
浅瀬を泳いでいる
醜い魚のようだ
揺籃を這い出て
流れゆく
どこまでも
罪も罰もすべてが
背負うべき荷物で
水底へ沈んでいく
呼吸さえままならず
潮の流れが
誘うならそうだろう
たとえこうして
かわしたとて
完全なる逃避行は ねえ
それならばもう
わずかでいい
譲れないものがあるなら
剥がれ落ちて
暴かれていく
純然たる温度だけが生
それでもただ
ひとひらだけ
手放さなくていいかもな
拙い諧謔かな
それでも構わないのさ
この淡い光を
渡さない
これだけは
あげないから
ノクチルカ
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