有栖川誉 他 名探偵!有栖川誉 歌詞

歌：有栖川誉/他

作詞：Yu(vague)

作曲：Yu(vague)

【誉】「これは事件だ! ミステリーだ!」

【誉】ミミミミミステリー 謎が謎を呼ぶ
サササササスペンス 消えた時計
どこへ逃げても隠れても
ワタシのこの目はごまかせない

【誉】「必ず真犯人を見つけてみせる! おばあ様の名のもとに!」
【丞】「なんなんだこれは…」
【東】「探偵ごっこが始まっちゃったね」
【誉】「まず状況を整理しよう。ワタシが最後に懐中時計を確認したのは稽古が始まる前、
中庭にいた時。つまり、盗まれたのは中庭から稽古場に移動して稽古が始まるまでの間。
以上の事実から導き出される容疑者はこの四人だ!」

【誉】「キミ達はさっき中庭でワタシにぶつかった。あの時に時計をかすめ取ったに違いない」
【綴】「いや、待ってくださいよ!」
【一成】そんなことしないって~」
【シトロン】「ひどいヨ! 前菜ダヨ!」
【綴】「冤罪な」
【松川】「四人って、あと一人は誰なんですか?」
【誉】「キミだよ!」
【松川】「なんで私なんですか? ずっと稽古場にいたんですよ?」
【誉】「キミには動機がある!」
【松川】「動機…?」
【誉】「支配人、キミはお金に困っているね?」
【松川】「何故それを…」
【丞】「誰でもわかるだろ」
【誉】「つまりキミが犯人だ!」
【丞】「なんて雑な推理だ…」
【松川】「私は無実ですよー!」
【綴】「俺達は? 動機なんてないですって!」
【誉】「綴くんのような地味な人間が犯人というのはミステリーの鉄則だ!」
【綴】「悪口じゃないですか!」
【誉】「一成くん、キミは手先が器用だ。怪盗の素質がある!」
【一成】「やべ~、褒められちった」
【綴】「疑われてるんすよ!」
【誉】「そしてシトロンくん、君はそもそもの存在が……怪しすぎる!」
【シトロン】「オー! 前菜ダヨーーーー!」

【誉】嘘をついてもすぐにわかる
このワタシ、名探偵・有栖川誉は騙せない
さあ、白状したまえ
洗いざらい話して楽になりたまえ

【一成】「かんべんしてよ~。盗ってないって~!」
【綴】「有栖川さんが時計持ってたことも知らなかったんですよ?」
【シトロン】「そうダヨ! 知ってたらとっくに盗んでるヨ!」
【丞】「盗むな!」
【紬】「誉さん、みんな盗んでないって言ってますよ?」
【松川】「そもそもその時計壊れてたんですよね。そんなもの欲しがる人いませんよ」
【誉】「ふむ…確かにそうだね」

【誉】ミミミミミステリー 迷宮入りの
サササササスペンス 消えた時計
切れ味鋭いワタシの推理も
今日はここまで

【誉】「どうやら犯人は…見つからないようです。有栖川誉でした」