作詞:ウォルピスカーター
作曲:SILVANA
「もう少しだけ歩けばオアシスがあるから」
聞き慣れた声 振り払う 幻を見ていた
光は虚像を結び 希望を映すなら
過ぎ去った時も遡る あるいは残酷な
もしも許されるのなら 白地にこの身を預け
一時の安らぎへ 全てを堕として
老いて逝くなと聞こえたのは
在りし日の僕にでしょうか?
踏みしめた旅路の標
それは蜃気楼
老い続けど 追い求めた
壊れた旅人の 墓標であれ
「先に向こうで待つから」こびりつくあの声
ぼやけた顔 どれくらい 歩いてきただろうか
光が影を作り 楔を縫い込むような
囚われの身引きずって 鎮魂歌を指揮しよう
燻る贖罪の火種に 痛みを感じるのは
育む薪それこそ 己自身を餌に焚べたから
背負った荷を解いてしまいましょう
木陰で少しだけ休みましょう
忘れる事で前に進みましょう
夢の中だけでも救われていて
夢の続きを見ているような
朝霧に浮かぶ面影
思い出せぬ輪郭さえも
笑いかけてくれた
置いていくなと手を伸ばした
去りし日の幻達に
執着の地 辿り着いた
それは蜃気楼
老い続けど 追い求めた
壊れた旅人を 包み込んで
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