歌:未完成ブレイブ
作詞:Shun Aratame
作曲:Tatsuya Yano
雨の中を
傘もささず歩いていた
僕たちは
酷く濁った雫でさえ
かまわず身体に入れた
真夜中の空には
星のフリをしている赤い光が
あざ笑う様に 瞬いていたんだ
誰にも見えにいように隠した傷は
僕らだけの弱い者の証だった
飲み込んでいく
何もかも
欺いていく
僕だけ気が付いている
目の前の感情も
美しい日常も
何一つ信じられなくて
願って縋って手に入れた
いつしか姿変えたフィロソフィー
足取りは重さを増していった
きっと欺瞞の花が
どこまても咲いている
大切だった僕が
退屈なものに見えた
誰かの声のままに
夜のうちに
土へと埋めた
白む空の下
ありのままの
つもりでいた
芽吹いたのは
歪んだ偽物だとしても
美しく見えてるだろう
ああ
浮ついた言葉
影が伸びたまま
揺らめいて
まだ何も知らない僕を
演じていた
間違えたのは
僕じゃない
色づいていた
世界が
モノクロだった
最低な解像度
映し出す現象も
今はもう
飲み込んでいく
何もかも
欺いていく
僕だけ気が付いている
目の前の感情も
美しい日常も
何一つ信じられなくて
どうして不安で手放した
ガラクタに足を止めてるんだろう
渇ききった
僕らの先にはきっと
虚飾の花が
どこまても咲いている
霞む視界は
本物みたいだ
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