歌:さだまさし
作詞:さだまさし
作曲:さだまさし
誰もいなくなった テニスコートにひとつ
忘れ去られた テニスボールひとつ
まるであの日二人が置き去りにした
愛の様に折からの雨に打たれてた
部屋のぬくもりで曇った窓ガラスに
ありもしない家の間取りを書いた
無邪気なあなたが あの日静かに
ふと曇った僕の胸にサヨナラと書いた
※軽井沢ホテルで別れた
白樺が霧に滲んで消えた※
失くしてから 気付くものたちは
返らない分だけ悲しい
☆あゝ忘れられないのではなくて
あなたを 忘れたくないのだ☆
あなたは今頃 何処でこの歌を
聴いていてくれるだろうか
あるいはそれとも 思い出すのも
辛くて耳を塞いでいるかしら
女は自分が不幸だと思った時に
別れた人を思い出すと聞いた
それならばずっと あの愛のことは
思い出さずに居ることを 遠くで祈ってる
軽井沢ホテルの空から
雨の日は思い出が見える
どれ程深く刻んだ恋も
時のしずくに けずられてゆく
あゝ愛が哀しいのではなくて
自分のこころが 哀しいのだ
(※くり返し)
(☆くり返し)
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