歌:童謡・唱歌
作詞:窪田 聡 作曲:窪田 聡
かあさんが
夜なべをして
手袋あんでくれた
木枯らし吹いちゃ
冷たかろうて
せっせとあんだだよ
ふるさとの
便りはとどく
いろりのにおいがした
かあさんが
麻糸つむぐ
一日つむぐ
おとうは土間で
わら打ち仕事
お前も がんばれよ
ふるさとの冬は
さみしい
せめてラジオ
聞かせたい
かあさんの
あかぎれ痛い
生みそを すりこむ
根雪もとけりゃ
もうすぐ春だで
畑が待ってるよ
小川のせせらぎが
聞こえる
なつかしさが
しみとおる
なつかしさが
しみとおる
「かあさんの歌」は、窪田聡が1956年に『うたごえ新聞』で発表したとされる童謡・歌曲で、のちに童謡・唱歌として広く親しまれるようになった作品です。戦時中に疎開していた信州新町周辺の情景や、家出した息子を気遣う母から届いた小包の記憶を重ねて作られたとされ、厳しい暮らしの中にある親子の愛情やぬくもりが静かに描かれています。うたごえ運動や歌声喫茶、劇団の舞台などで歌われたほか、NHK「みんなのうた」で取り上げられたことをきっかけに全国に広まり、日本の歌百選にも選定されるなど、世代を越えて歌い継がれている一曲です。

冬の入口、歌でぬくもりを。
外はひんやり、部屋の中はあったかい――そんな季節にぴったりの“子供向けの冬の歌”を集めました。手遊び・合唱・読み聞かせ前の一曲としても使いやすく、親子で楽しめる定番や人気曲を集めました。
子供向けの歌、旧文部省が教科のひとつ唱歌(現在の音楽)で指導するために選んだ歌曲などの他、主に子供向けに作られた歌など、J-Lyricでは広義に童謡として収録しています。
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