歌:甲斐バンド
作詞:甲斐祥弘
作曲:甲斐祥弘
僕の話を 聞いてくれる
あの人は哀しい 女だった
飲みかけのグラスに
虚を数えて暮す
僕のすべての愛は
あの日に おいてきた
日々の暮しは 荒れていた
うつろな瞳で 男を誘い
つかのまの夢に
体ふるわせた
悲しく羽根もない
小鳥のように
果てることのない
この世の中で
果てることのない
人の流れの中
あの人は いつわりだけが
味方だと つぶやいた
あの女の胸に 灯をつけるのは
マッチをするより 簡単さと
くわえ煙草の煙りの中
一人の男が そんなふうにうそぶいた
くるはずのない
春の日射しのような
くるはずのない
倖せの中で
あの女は 眠るように
死にたいと 泣いたんだ
もどれはしない この人生の
もどれはしない あの街角に
想い出だけが 昨日のように
僕の名前だけを 呼んでいた
(昨日のように 昨日のように)
呼んでいた
(昨日のように 昨日のように)
呼んでいた
(昨日のように 昨日のように)
呼んでいた…
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