歌:甲斐バンド
作詞:甲斐よしひろ, 五業昌晶 作曲:甲斐よしひろ
波間を走る光る風が
波打ちぎわまでよせてきて
すぐにも青いとどきそうな空と
この指につづく海がある
男は粋なセリフをさがす
女は静かに待ってる
ふたりでつくった砂のお城
ここまで歩いてきた足跡は
いつしか風にかき消され
ビンに詰めた二十歳の形見
白いしぶきに運ばれた
男は過ぎゆく時に気づく
女は過ぎない時を祈る
ふたりでつくった砂のお城
足もとにとどく夏の残り香は
水に濡れた麦わら帽子
波の影に崩れゆく城は
指のすき間からこぼれる日々
男は立ち去ろうとする
女は泣きながら聞く 遠い夕なぎ
男は去ろうとする
女は泣きながら聞く 遠い夕なぎ
甲斐バンドは1974年に結成され、同年「バス通り」でデビューしました。フォークとロックを融合したサウンドで人気を集め、「裏切りの街角」「HERO(ヒーローになる時、それは今)」「安奈」などのヒットで知られます。活動休止を挟みつつ再結成後も精力的にライブと作品発表を続けています。
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