虫の話/遊佐未森 歌詞

遊佐未森の「虫の話」歌詞ページ。
「虫の話」は、作詞:遊佐未森・外間隆史、作曲:外間隆史です。

「虫の話」歌詞

歌:遊佐未森

作詞:遊佐未森・外間隆史 作曲:外間隆史

夜。
しきりに砂糖をはこぶ蟻や、
石の隙間で合唱の練習をするコオロギたちも、
やさしげな羽音に、少しばかり手を休める時。
今宵は、螢たちの最後の晩。

光のワルツに生命を捧げて、
闇のなかに弧を描きつづけた螢たちの、
今宵は最後のダンス。
月も雲にかくれて、
その時を待つ。

手をのばしても
声をからしても
時はいつのまにか
流れてゆく
ひとつひとつの瞬間
たいせつに抱きしめ
輝くほど自由に
心のままに
歩いてゆこう

あなたたちはとてもきれいだった。
最後の晩にとても立派なダンスを踊った。
虫たちも満足そうに仕事に戻った。

わたしはずっとここから見ていた。
あなたたちのように踊れたらいい。
かすかに淡く、光をまとって。
わたしに羽根はないけれど。

文字サイズ:
   
歌詞の位置:
 

遊佐未森の人気歌詞

歌詞検索J-Lyric.netでは、無料で歌詞の検索・閲覧サービスを提供しておりますが、著作権保護の為、歌詞の印刷、歌詞のコピー、歌詞の複写などを行うことはできません。

歌詞の検索方法 利用規約 J-Lyric.net について

Copyright (c) 2006-2025 J-Lyric.net