作詞:大川毅
作曲:杉浦琢雄
今年になってはじめての雪の朝
あたたかなコーヒーで頭を動かす
時計の針は相変わらず着実に進んでいるけど
後ろにも戻れずに僕はここに立ち止まったまま
いなくなってから気づいたんだ この部屋はひとりだと寒いこと
いなくなってから気づいたんだ この街の冬は思っていたより静かで
僕の声も全部吸い込んでしまうんだ
あたたかな陽が射すと恋しくなる
ベランダに足を投げ出して冷たいコーヒー
僕より小さな君が僕より大きな声で笑った
ふざけあったやわらかい午後が空にのぼって消えてゆく
いなくなってから気づいたんだ 一日がとても長いこと
いなくなってから気づいたんだ この街の空は思っていたより高くて
君との思い出にはもう手は届かないんだ
叶わぬこととわかってたけど 変わらないことを願ってたんだ
変わらないはずだった僕ら この空まわる日々
変われないまんまの僕と 変わらないあのまんまの君が 頭の中で揺れてる
いなくなってから気づいたんだ この部屋はひとりだと寒いこと
いなくなってから気づいたんだ 駅からの道が長いこと
いなくなってから気づいたんだ 僕にとって君が答えだった
僕にとって君が夢だった 僕にとって君は現実だったんだ
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