歌:小林私
作詞:小林私
作曲:小林私
片付かない部屋でまたベルが鳴り、
驚いて水を溢して床が濡れる
足の裏に破いた封筒の切れ端が張り付いて
苛立ちがどうしようもなくて顔を殴った
日々は冴えもないし意味も別にないし
温度の機微を感じられるほど肌は敏感じゃないし
要すれば日記には日付だけ、髪は脂ぎったオードトワレ
頭のなか俺に似ない俺が笑ってるからまあいいか
知らない速度の鼓動に焦っても
ろくに言えない、恥ずかしい
外の空気を吸ってなんか変わればと思っても
冷たい酸素が肺を満たしていく 寒い
言葉が象った形の真ん中を知りたいだけ
ブルーライトで目が焼けて、厚い空気の層に阻まれて
青いような暗いような、少なくとも遠い染み
水が上から下へ循環する 俺は下から下へと一直線
その先は善と信じてる、この息はもっと楽になる
見えない欲の底を漁ってもべつに消えないから
もういっそ無視していたい
傷ばかり触っていても治らないよ、そんなの分かってる
外の空気を吸ってなんか変わればと思っても
冷たい酸素が肺を満たしていく 寒い
言葉が象った形の真ん中を知りたいだけ
弧の一端が象った形の真ん中を知りたいだけ
言葉が象った形の真ん中を知りたいだけ
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