つらい時に聴く歌｜ただ隣にいてくれる曲 2
夏の終わり、心に寄り添う歌です。
新学期や月替わりの朝、学校や職場へ向かう足取りが重いときに、強い言葉で急かさず、気持ちの居場所をつくってくれる曲だけを集めました。深呼吸がうまくできない夜や、思い出に立ち止まりたい日にどうぞ。
米津玄師／「さよーならまたいつか!」
2024年、NHK連続テレビ小説『虎に翼』主題歌として発表された一曲です。朝の光のようなやわらかなメロディが、揺れる気持ちをそのまま受け止めてくれます。
結論を急がず、今の心境に滞在させてくれる静けさがあります。通学・通勤前の不安をそっとほどいてくれます。
あいみょん／「愛の花」
2023年、NHK連続テレビ小説『らんまん』主題歌です。日常の小さな風景に寄り添う言葉が、ざわついた胸の奥に静かな余白をつくります。
帰り道の景色が少し優しく見えるような、やわらかな余韻が残ります。
Uru／「それを愛と呼ぶなら」
2022年、TBS系日曜劇場『マイファミリー』主題歌です。丁寧な歌声が、たどたどしい感情に輪郭を与えてくれます。
灯りを落とした夜に聴くと、呼吸が深くなり、心の波が静まっていきます。
優里／「ベテルギウス」
2021年、フジテレビ系木曜劇場『SUPER RICH』主題歌です。遠くの星を見上げるような視線で、時間の流れをやさしく受け止めます。
眠れない夜の窓辺に合い、気持ちを静かに整えてくれます。
マカロニえんぴつ／「なんでもないよ、」
2021年、日常の会話の温度で心をやわらげるラブソングです。大げさな慰めではなく、「そばにいる」感覚を残します。
気持ちがざわつく夕方に、肩の力をふっと抜いてくれます。
Vaundy／「花占い」
2021年、日本テレビ系ドラマ『ボクの殺意が恋をした』主題歌です。白黒つけないままの揺れを許す包容力があります。
決めきれない日の背景に置くと、視界がやわらぎます。
ヨルシカ／「春泥棒」
2021年、季節の移ろいとともに去来する記憶を描いた一曲です。情景が先に立つ表現が、胸の痛みをやわらかく受け止めます。
歩く速度を少しだけゆるめてくれる、余白のあるバラードです。
YOASOBI／「たぶん」
2020年、物語性の高い楽曲として知られています。別れの静けさをそっと見つめ、答えを出さない時間に付き合ってくれます。
深夜に灯りを落として聴くと、感情の整理がゆっくり進みます。
スピッツ／「楓」
1998年、淡い哀しみを湛えたメロディが長い時間の中で心を整えてくれる名曲です。やわらかな声が、過去と現在の間に静かな橋をかけます。
朝の空気と一緒に聴くと、姿勢が少し楽になります。
スキマスイッチ／「奏(かなで)」
2004年、思い出をていねいに撫でるようなデュオの代表曲です。過去と今をやわらかくつなぎ、心の温度を穏やかに保ってくれます。
手紙を書くような気分の日に、言葉が静かに整っていきます。
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