歌：城之内早苗
作詞：秋元康
作曲：後藤次利
街で偶然逢った 初恋のその人は
久しぶりと言って 何度も握手をした
紺のスーツを着てる 肩が広くなった分
遠いあの頃とは 違う人みたい
2人は立ち止まって 人波に押されても
すぐに離れられない 心が駄々をこねた
流向(はや)りの喫茶店で 頼んだお茶も飲まず
あれからどうしてたか お互いに聞き合った
少し短く切って 髪の形変えた分
普通に話すのが なぜか恥しい
2人は立ち止まって 時間を積み上げても
ガラス窓の向うを 夕陽が傾くだけ
それじゃ元気でねと 明るく言いながら
いつかまた会おうとは 約束はしなかった
舗道の上に伸びた 影が長くなった分
家に帰る道では 急ぎ足だった
2人は立ち止まって うしろを振り向いても
たしか集めたはずの 想い出はそこにない
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